こんにちは、しゃんはいさくらです。
これまでのワークショップでは「一~十」の発音についてレクチャーしましたが、スムーズに言えるようになりましたか?
数字をしっかり押さえておくと、実際に中国で生活するのにとても役立ちます。
買い物するときには数や値段のやりとりがありますし、
レストランの予約では時間、人数、携帯番号などの数字を伝える必要があります。
今日もより多くの数字が言えるように数字に慣れていきましょう。
いつもどおり、まずは紙と鉛筆をお手元にご準備下さい。
ではこの質問から。
目次
中国語がマスターできたら何をしたいですか?
もう一度。
中国語がマスターできたら何をしたいですか?
その思いを紙に書いてください。
毎回初心に帰る気持ちで、中国語学習に対する意気込みを確認しましょう。
その気持ちを忘れずに発音練習に臨みましょう!
十一以上の数字を中国語で言えるようになる
今日はこれまでの数字を組み合わせて十一以上を言えるようになりましょう。
復習のため再度一から十までの説明をします。
一
一 イー yī
日本語の「イ」とほぼ同じ発音で通じます。
高いトーンで「イー」と伸ばします。「 ̄」のイメージです。
練習する時はえくぼを作るくらいの力で口角を真横にひいて「イー」と発音しましょう。
二
厳密には「ー」の部分はそり舌音と言って、舌をヒョイと上あごに向けるのですが、あまり大げさにやりすぎると英語の「r」のような発音になり、聞き取りにくくなります。
カナ表記で「アル」と書いてあるテキストもありますが、通じにくくなりますので、いっそのこと「アー」と発音してしまいます。
トーンは高いトーンから低いトーンに一気に落とす第四声です。「\」のイメージです。
三
日本語で「サン」と言えば通じます。
第一声なので「 ̄」のイメージで発音します。
四
四 スー sì
口の形は「一」を発音する時のように口角を真横に引き、音は「スー」と発音します。
口を丸くしてしまうと違う音になりますので注意が必要です。
第四声ですので「\」のイメージで発音します。
五
五 ウゥー wǔ
日本語の「ウ」よりも口をすぼめ、チューするイメージで(笑)発音します。
第三声の発音ですので、自分が出せる一番低い声で「_」と発音してください。
中国語のピンインだと「v」と書いてあり、本来は若干お尻を上げて発音する音なのですが、
上げすぎて違う音になる方が多く通じなくなってしまうので、いっそのことお尻はあげずに低いままで発音します。
六
六 リォゥ liù
日本人が聞くと「リュウ」のように聞こえますが、リ・オ・ウと発音するつもりで早く口を動かすとより正確な発音になります。
声調は第四声ですので、高いトーンから一気に低く落とします。「\」のイメージです。
七
七 チー qī
「一」で説明した口を横にしっかりと引く発音です。日本語の「チー」で通じますが、「q」の発音をより正しく出すには、息の破裂音を意識する必要があります。
「ちぇ、つまんないの」と言うときの「ち」に似た感じです。
声調は第一声ですので「 ̄」で発音しましょう。
八
八 パー bā
声調「 ̄」をしっかり守っていれば、日本語の「パー」で基本通じます。濁音を消すとより近い発音になります。
口は「b」の形だけれども、子音は意識せず、母音メインで発音しましょう。
九
九 ジオゥ jiǔ
音については上で書いた「六」と同じイメージです。「ジュウ」と言うよりもジ・オ・ウを早く発音したほうが、より正確な発音になります。
但し「九」の声調は第三声なので、オがやや長めなイメージで。
私の提唱する第三声の発音は「_」です。限りなく低く抑えることがポイントです。
同感です・・・もっと早くこの話を知っていれば・・・←矯正中
十
十 シー shí
カナでは「シー」と書いていますが、日本語の「シー」とは舌の位置が違います。日本語で「シー」と言ったら、そのまま舌先を浮かせて上あごに付かないあたりで留めます。
その状態で声調トーンを付けます。お尻を高く上げて発音する第二声です。
便宜上「/」と記しますが、実際はトーンを5段階とした場合、3→5に上げるイメージです。
一から十を組み合わせた数字を練習しよう
では、上記を組み合わせて、こちらの10個から練習してみましょう。
十一 十二 十三 十四 十五
十六 十七 十八 十九 二十
練習の仕方としては、まずは声調(トーン)を意識します。
「/ ̄」 「/\」 「/ ̄」 「/\」 「/_」
「/\」 「/ ̄」 「/ ̄」 「/_」 「\/」
ですね。
そこに子音と母音を付けてピンインを完成させます。
shíyī shíèr shísān shísì shíwǔ
shíliù shíqī shíbā shíjiǔ èrshí
最初はゆっくりと。慣れてきたらスピードをつけていきましょう。
実際の生活では、ゆっくりしすぎるよりもある程度のスピードがある方が通じやすい気がします。
但し、前提として四声が正しいことが求められます。
したがって、まずは母音や子音なしで
「/ ̄」 「/\」 「/ ̄」 「/\」 「/_」
「/\」 「/ ̄」 「/ ̄」 「/_」 「\/」
のトーンに先に慣れましょう。
その後で子音、母音を付けて音があってもトーンが守れるようにしましょう。
二十までの数字に慣れてきたら、三十、四十と数を進めていきましょう。
二十一 三十二 四十三 五十四
六十五 七十六 八十七 九十八etc
百以上の数字は次回説明します。
今日のワークショップは以上です。お疲れ様でした。